厩務員の仕事にはやりがいしかありません。

須田譲SUDA Yuzuru

年齢:45歳
担当:グラウンドチーム

Q1. どのような経緯で入社されましたか

以前は大井競馬場の別の厩舎にいたのですが、どうしても二人やめて欲しい、という状況になってしまったんです。
僕は、競馬場の中では顔が広いというか、伝手はある方だったので、伝手のない家族持ちの人が出るよりは、という思いでその厩舎を辞すことにしました。
何人かの調教師から声を掛けていただいたのですが、当時たまたま僕が見たレースで、森下厩舎が勝ったんですね。
普通は馬が勝ったら、担当者が喜ぶものなんです。でも森下厩舎の厩務員さんは、全員で喜んでいました。若い人はわからないと思いますが、そういう厩舎は珍しいんです。
それを見て「あぁ、いいなぁここ」と思って、入社を決めた形です。

Q2. お仕事のどんなところにやりがいを感じますか

馬の仕事そのものが、やりがいの塊だと感じています。それを求めて働きに来ているというか。
競走するっていうだけでも、やりがいはいろいろあると思うんです。自分の試行錯誤が実って勝てたら嬉しいでしょうし、着順関係なしに、全力を出し切って無事に帰ってきてくれることにやりがいを感じる人もいるでしょう。
僕自身は、そういう細かい試行錯誤に100%の答えがない、というのが、大きなやりがいだと思います。自分の欠点を潰しながら、100%に近いところを目指してひたすら追求し続けるのが、やっぱり楽しいのかなと、そういう風に考えていますね。

Q3. お仕事で大切にされている思いをお教えください

馬がどんな状態で入厩してきても、調教師が望むように馬作りをする、ということです。
馬にストレスを与えないとか、快適な空間を与えることも大事なのですが、パフォーマンスをしっかり出せる状態にいかに早く持っていけるかっていうことを、僕はすごく考えています。
この馬は仕上がっていないからダメだって言われても、そこをなんとかするという責任感は、常に持っていたいです。
馬のことを大切に思うのは大前提ですが、競馬に関わっている以上、結果もシビアに見据えたいと思います。

Q4. 印象に残っているエピソードはありますか

僕は3年くらい前まで馬に乗っていたのですが、最後の芝のレースに勝てたときが、一番印象に残っています。
前年も同じ芝のレースで勝っていて、そのときに一年後はこうしようという課題を持っていました。それを、先生(森下調教師)が最後まで僕にやらせてくれたんです。
追い切りも、その後の調整もしっくり来ていて、これでダメなら仕様がない、というところまで持っていけました。
それで実際に最高のパフォーマンスが出て、結果もついてきたわけですから、忘れがたい思い出です。

Q5. 将来の夢・目標をお教えください

自分の担当馬で、中央競馬で勝ちたいという思いはあります。正直、南関の重賞をまだ勝っていないので、そこは勝ちたいです。
G1やS1といった大きいレースで勝つと、大井競馬場の最優秀厩務員になれるんです。逆に、どんなに勝っていても、そこで勝てないとなれません。
手前味噌ですが、僕は優秀厩務員をすでに取っているので、その次のステップを目指して努力していきたいです。
僕は、人生は流れに身を任せていればそれでいいや、というような考えでいた人間なんですが、この仕事が大好きで、やりがいも感じ続けています。
だから、最後までしっかりやりきりたいですね。

Q6. 最後に、森下淳平厩舎への入社を考えている方へメッセージをお願いします

森下厩舎には、チーム全員で良い馬作りをしようという、明確な方向性があります。年齢も経験も関係なく、わからないことは聞いて、新しい発見は共有しようという雰囲気があります。
僕は、厩舎の中では年配の部類に入りますが、年下の同僚に対して壁を感じることがありません。僕自身、そういう壁を作らないように意識しています。
気持ちだけで成り立つ仕事ではありませんが、馬が大好きという思いがあれば、大抵のことは仲間と乗り越えられると思います。
個人的には、馬への気持ちとハングリー精神を持った方を歓迎します。一緒にがんばりましょう!

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