厩務員として、私が何より大切にしているのは馬のことです。

瀬戸健太SETO Kenta

年齢:33歳
担当:騎乗チーム・調教師補佐
趣味:サッカー

Q1. どのような経緯で入社されましたか

森下厩舎に入ったのは、2010年のことです。
高校卒業後、まずノーザンファームという総合牧場の育成部門に入社して、その後は船橋競馬場の川島正行厩舎でお世話になりました。そこで所属していた競馬サークルの先輩から、開業前の森下厩舎を紹介いただいた形です。
じつは祖父、父、叔父がそれぞれ地方競馬・岩手競馬の騎手、調教師、補佐だったんです。小さい頃から馬と触れ合う機会が多く、自分も父のように調教師になることを目標としていました。
大井競馬場は、地方競馬のトップです。調教師になるという夢の実現に向けて、第一線の環境で腕を磨き、勝負したいと強く思い、入社を決めました。

Q2. お仕事のどんなところにやりがいを感じますか

この仕事のやりがいは、管理馬の調整がうまくいって、レースで最大のパフォーマンスを発揮してくれたとき。そして無事に帰って来てくれたときに強く感じます。
もちろん勝つためにがんばっているのですが、馬のクラスもありますし、相手がいることですから、コントロールできる部分とできない部分があります。
そういった縛りの中で、その馬が持つ最大限の実力を発揮できるような調整ができて、かつ結果がついてきたときの喜びは、非常に大きいですね。

Q3. お仕事で大切にされている思いをお教えください

オーナー様の期待に応える馬作りをする、というのは大前提ですが、私が何より大切にしているのは馬のことです。
生産者さんが血統を考え、大切に管理した母馬に種付けし、無事に産まれた仔馬。イヤリング、育成牧場と経て、2歳、3歳で入厩してくる馬。
装蹄師さんに獣医さん、栄養士さんなど、沢山の人の手で大切に育てられた馬たちです。無事に出走にたどり着くことが、どれだけ奇跡的なことか。
そんな彼ら彼女たちに最大の愛情を注ぎ、時にはしつけをし、最高のパフォーマンスを発揮させる。そして、良い馬生を過ごしてもらうことが、競走馬を最終的に出走させる私の使命だと考えています。

Q4. 印象に残っているエピソードはありますか

2015年の大井記念と東京記念で、調教を付けていたプレティオラスが勝ったことですね。
昔の自分は、先生(森下調教師)の思い描く調教ができていませんでした。プレティオラスが歳を重ねるたびに色々なパターンを先生と話し合って……。2015年は、その集大成というか、小さなことを確固たる意思で積み重ねていった結果の重賞制覇だったんです。
今の私にとって、大きな経験になりました。
ちなみにプレティオラスは、個性的な、身体のしなやか馬です。脚元が弱くて、追い切りは動くタイプではないのですが、長距離の追い込みの切れ味がすごい。ど派手なパフォーマンスをしてくれるんです。前に馬がいなくなると、常に鳴いていました。

Q5. 将来の夢・目標をお教えください

私は将来、調教師になります。
それまでに、自分がこれまで学んできたことを後輩たちに伝え、森下先生が目標にしている海外競馬の遠征や勝利に貢献したいと考えています。
また独立後は、先生が切り拓いた新しい文化を広め、大井競馬の発展に尽力する所存でいます。
馬やオーナーに感謝しつつ人材育成し、馬作りを追求。それにより、地方競馬を盛り上げられるような組織を築き、やがては大井・南関東だけでなく、JRAや海外に勝てるような厩舎を作るのが、私の夢です。

Q6. 最後に、森下淳平厩舎への入社を考えている方へメッセージをお願いします

とにかく馬や動物が好き、という方であれば、技術や経験年数などは特に関係ありません。馬が大好きで、最大の愛情を注げる方なら、必ず結果はついてきますし、成長できる環境が整っていると思います。
うちの厩舎は、とにかくチャレンジ精神旺盛です。そして先輩も後輩も関係なく、活発に情報交換を行います。自分の成長だけでなく、仲間の成長も馬のためになることを知っているからです。
森下厩舎が気になったら、連絡をください。この厩舎のみんなは、きっと同じ志を持っていると思います。

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