森下淳平厩舎が大切にしていること

ABOUT US森下淳平厩舎について

森下淳平厩舎が大切にしていること

馬作りの質を追求し、
馬と、馬に関わるすべての人が
喜べる仕事を目指す

調教方針

一頭の馬の背景には、一言ではとても片付けられない、たくさんの人の思いがあります。
オーナーがいて、馬がいて、その馬を育ててくれた人たちがいます。現在関わっている人たち、厩舎の仲間。
そうした馬を取り巻くすべての人たちが、共に喜べるような仕事をするというのが、私の方針です。

馬は、命懸けで走ります。人のために力を出したいと思って頑張ります。
そのために、私はレースで、馬と真摯に向き合い、馬がいい状態で全力を出せるように導くことが使命だと感じています。
それが結果、馬のためになり、オーナーのためになり、厩務員のためになり、馬を取り巻くすべての人のためになることだと考えているからです。

馬に無理を掛けず、心身ともに
良好な状態を維持する

まず重視するのは、馬のコンディションを良好に保つことです。
自身の感情を優先した一方的な調教は、多くの場合、いい結果には繋がりません。馬が出すサインを見落としたり、見て見ぬふりをしてしまう事になりがちです。
同じ運動をしても、疲労状態やダメージ、回復具合は一頭ごとに異なります。
各自の体調をよく観察しながら、心身ともに良好な状態を維持することが大前提だと考えています。

馬と人との関係性を丁寧に築く

馬は人と同じか、それ以上に感情豊かな動物です。
真心を持って接すれば、それに応えようとしてくれます。
そのため森下厩舎では、馬と人とのコンタクトを大切にしています。
騎乗時はもとより、グラウンドから調教し、人馬のコミュニケーションの質を上げて、心身のストレスを減らし、身体の使い方を教え、健全な心身と良好な関係を築いていけるよう努めています。

また、馬と人だけでなく、厩務員同士も活発にコミュニケーションを行い、チーム一丸となってより良い馬作りを目指します。

ニュートラルな姿勢で仕事、
及び馬作りにあたる

当たり前のことですが、馬はしゃべることができません。
だからこそ、よく観察し、馬を感じてあげる必要があります。
そのために大切なことは、ニュートラルな気構えで仕事にあたることだと考えています。エゴを遠ざけて、期待や思い込みを排除すると、情報を客観的に判断できるようになります。
個人でも重要なことですが、これをチームで行うと、さらに体調管理や調教の精度を高めることに繋がります。
森下淳平厩舎では、こうした思いを大切にしながら、コンディションの維持、人と馬との良好な関係性、筋力や心肺機能等の向上、体幹から効率よく身体を使う方法、といった基礎的な事を長期的に積み上げる形で馬を管理し、質の高い馬作りを日々追求しています。