騎乗チームの厩務員が行う一日の仕事の流れをご紹介します。
RIDE騎乗チームの一日
森下淳平厩舎では、厩務員は騎乗チームとグラウンドチームに分かれて馬のケアや調教を行っています。
本ページでは、騎乗チームの一日の流れを紹介します。
2:00出勤
まず、担当馬の状態をチェックします。その後、馬装をして、調教の準備に入ります。
2:20前運動開始
馬の背中に跨り、調教のためのウォーミングアップを30分ほど行います。
2:50調教開始
調教に移ります。当日の具体的な調教内容は、朝の状態チェックの報告に基づいて、森下調教師が臨機応変に決定します。
3:10帰厩
グラウンドチームに馬の状態を説明し、飼い葉作りに移ります。その後は、1時間15分ごとに、同様のサイクルを合計5鞍繰り返します。
8:10厩舎清掃・ミーティング
5鞍目の帰厩は、8時前後となります。帰厩したあとは、厩舎清掃を経て、森下調教師とミーティングを行います。
ミーティングは、森下調教師が撮影したその日の調教の映像を確認しながら行います。話し合う内容は、馬の動きや乗り方、午後の作業内容や翌日の方針などです。
9:00朝の仕事が終了
午後の出勤まで自由時間となります。仮眠を取ったりおにぎりを食べたり、思い思いに各自の時間を過ごします。
13:30出勤
担当馬の馬房掃除、状態チェック、馬体の手入れを行います。
15:00終業
午後の作業は、2時間弱で終わります。終業後は翌朝に備えて、各自休養を取ります。
仕事のやりがいや
人間関係について
騎乗チームでは、文字通り騎乗して馬の調教を行います。
とはいえ、調教だけが仕事ではありません。馬房掃除や状態チェック、馬体のケアなど、馬に乗っていない時間も多くあります。そうした一つひとつの業務を、馬をつぶさに観察しながらこなしていきます。
厩務員として馬のためにすべきこと、できることは、真摯に観察と考察を続けていれば自ずと見えてくるものです。経験の有無を問わず、真心を持って接していれば、馬が教えてくれるような瞬間が必ず訪れます。それは、厩務員の仕事の、大きなやりがいの一つとも言えます。
また森下厩舎では、厩務員同士のコミュニケーションも非常に活発です。担当馬の縛りも緩く、全員が一つのチームのように馬のことを考え、気づいたことは何でも言い合います。
見るべきところ、見えていないところをお互いに共有し合うからこそ、自然と馬をよく見るようになり、結果として全員が切磋琢磨し合うようなポジティブな循環が生まれます。
いい意味で上下の壁がない、風通しのいい人間関係は、森下厩舎の大きな特色です。