森下淳平厩舎における厩務員の一日
JOB厩務員の仕事内容
大まかな1日の流れ
森下淳平厩舎では、厩務員は騎乗チームとグラウンドチームに分かれて、担当馬の調教や世話を行います。
いずれのチームも午前2時に出勤し、以下のような流れで作業を進めます。
馬体チェック
馬房の清掃
前運動
調教(騎乗チームのみ)
シャワー、ブラッシング
飼い葉作り
これを1時間15分ほどのサイクルで5回繰り返し、8時過ぎになったら、当日の調教のVTRを見ながらミーティングを行います。
午前の作業は9時で終了し、午後は1時30分からのスタートとなります。作業内容は、担当馬の状態チェックや手入れ、飼い葉作り、馬房清掃などです。
午後は15時で終業し、翌朝に備えるのが主な流れです。
なお、騎乗チーム、グラウンドチームの具体的なタイムスケジュールは、以下ページでご確認ください。
厩務員のやりがい
厩務員の仕事は、一見ルーチンワークに思えるかもしれません。
しかし、馬の状態やミーティングで話し合った内容に基づいて、その日の作業内容は細かく調整されます。
馬のパフォーマンスは、ちょっとしたことで良くも悪くも変化します。自身の仕事の成果は、馬の様子やレース結果に、如実に出てきます。
たとえば勝たせてあげたいという気持ちが強くなりすぎると、逆の結果に繋がり、なかなか一筋縄ではいかないことも多いです。
日々、真心を持って馬と接し、言葉以外の部分でコミュニケーションを取りながら、最大限の力を引き出す方法を模索しなければなりません。
この、馬とコミュニケーションしながらの終わりのない試行錯誤は、厩務員の仕事の大きなやりがいの1つです。
求める人物像
- 本当に馬が好きな方
- 馬の扱いをとことん追求したい方
- 他者への思いやりがあり、素直な方
森下淳平厩舎では、経験よりも心根を尊重します。
ルール上、未経験者は入れませんが、それを理由に応募をお断りすることはありません(牧場を紹介し、経験を積んできてもらう形を取ります)。
職場の雰囲気
当厩舎は、開業から一貫してチーム体制での馬作りにこだわってきました。馬はしゃべれませんから、よく観察して状態を感じとることが非常に重要です。
そのためには、厩務員一人ひとりが目で見て、肌で感じた情報を共有し合う、密なコミュニケーションが欠かせません。
各自に担当馬を割り振ってはいますが、厳密な縦割りではなく、お互いにフォローし合いながらチーム体制で馬作りを行っています。先輩が後輩に教えることもあれば、後輩に先輩が教えを仰ぐこともあります。
みんな、本当に馬が好きで、他人への思いやりを持ったスタッフばかりです。いつも、どうすればより良い馬作り、より良い仕事ができるかを前向きに考え、チームで協力しながら頑張ってくれています。
若い人材も多く、コミュニケーションが取りやすい明るい職場です。